eスポーツのプロゲーマーという仕事は、関連本が出版されたり、子どもたちの将来の夢として人気になったりと、日本でも急速に職業として認知されるようになりました。しかし、eスポーツへの偏見などもある日本では、必ずしも大成功を果たしているわけではない仕事であることも事実です。
今回は、そんなeスポーツのプロゲーマー事情について、プロゲーマーと呼ばれるのに必要な条件ややりがいなどについてお伝えします。
eスポーツのプロゲーマーと一般的に認められるための条件は、約2点あります。
一つは、個人でありながら多くのスポンサーがつき、大会等でしっかりと結果を残している場合です。日本で最初のプロゲーマーとなった方をはじめとし、多くの日本人プロゲーマーも、最初はこの形で活動していました。
しかし2019年あたりから、もう一つの条件がプロゲーマーとして認められる条件になることが多くなっています。もう一つの条件とは、企業等が主催するプロゲーマーチームに所属することです。
実際にゲームでもチームを組む場合やソロで活動する場合などさまざまですが、一応は同じチームに所属し、ある程度の活動を共にします。ゲームでもチームを組む場合、共同生活を行い、四六時中ゲームを練習するなど、非常にハードな活動を行っている場合もあります。
また、一般的なプロスポーツ選手に比べ、求められるハードルが高く、企業との契約年数はよくて数年という状況です。そのため、やりがいというのは、よっぽどそのゲームにのめり込み、結果を残していないと得られない場合が多いといわれています。